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【レビュー】Smartband Talk SWR30は必要最低限の機能が揃ったスマートウォッチ

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2017年3月、大幅リライトしました。

 

私はスマートウォッチとしてSONYのSmartband Talkを1年半以上使用しています。Apple Watchなど、本製品よりも多機能なウェアラブル端末はたくさん存在しますが、Smartband Talkは必要な機能を必要な分だけ搭載した、非常にバランスに優れた端末だと思っています。

本記事では本製品を長年使用してきた雑感を記していきたいと思います。

 

 

まずは見た目やスペックから

外観

 縦長のスッキリしたデザインです。

物理ボタンは左側のボリュームキー(スクロール時にも使う)と、右側の機能キーの2つ

バックルには「SONY」の文字が

装着するとこんな感じ

 

スペック

スペックは下表の通りです。

サイズ(コア部) 22.3 x 47.5 x 9.5 mm
重量 S: 24g L: 26g コアのみ: 12g
画面サイズ 1.4インチ
画面解像度 296x128ピクセル
防水防塵 防水(IPX8) / 防塵(IP6X)
Bluetooth Bluetooth 3.0
NFC
加速度センサー
気圧計 ◯ (非サポート)
心拍センサー ×
GPS ×
Wi-Fi ×
バッテリー持続時間 約3日間
充電端子 microUSB

 

他のスマートウォッチとの違い

このページをご覧頂いている方の大部分は数あるスマートウォッチの候補としてSmartband Talkに興味を持っている事と思います。なので、本項目ではその他のスマートウォッチと比較した時のSmartband Talkの利点・欠点を述べていきます。


いいところ

時刻の常時表示が可能

多くの方がイメージするスマートウォッチというと、Apple Watchに代表されるような文字盤の代わりにカラー液晶画面が搭載されているもの。

このタイプはバッテリーライフを向上させるため、通常は画面が消灯しています。中にはCASIOの製品のように白黒の省電力画面も搭載することにより、時刻表示のみは常時表示しているものもありますが。

その点で、本製品はKindleのような電子ペーパーを採用しているため画面表示の切り替え時以外はバッテリーを消耗しません。そのためその他のスマートウォッチよりも省電力性能が優れており、時刻の常時表示が可能です。

腕に装着している以上、腕時計としての機能を最優勢させたいと考えている方にはうってつけのデバイスです。

 

軽い

様々なセンサー類を積んだスマートウォッチはそれなりの重量があります。Apple Watchだとスポーツモデルでも70gほど。宝飾時計であればこれを超える重さの時計なんて無数にあるわけですが、軽いに越した事はないです。

Smartband Talk の重量は25gと非常に軽いです。Apple Watchの半分以下です。また、フィット感も上々なので、身に付けていることでストレスを感じる事はほとんどありません。
 

電池の持ちが良い

電子ペーパーを採用した本製品は駆動時間の長さも魅力の一つです。公称3日を謳っていますが、私の使い方だと2日ちょっとでしょうかね。これは購入して1年半程度経過した2017年3月現在の値になります。

時刻の常時表示が可能なのに、このバッテリーライフというのはよろしいんではないでしょうか。

通話が可能

この機能はそんなに利用する事はないのですがあると便利かもしれません。私がSmartband Talkで通話するシチュエーションは部屋で寝っ転がっている時に少し離れた机に置いてあるスマホに着信があった時くらいですかね。

私は車を運転する事はほとんどありませんが、運転中に着信があった時も便利かもしれないです

因みに、本製品をBluetoothを利用してヘッドセットと直接接続する事はできないので、相手の話し声は本体内蔵のスピーカーから流れます

ただし、スマートフォンとヘッドセットも接続している場合は、ヘッドセットで通話する事もできます。この場合は、SmartbandTalkとヘッドセットの両方が通知を受け、ヘッドセットで受話するかたちとなります


悪いところ

モノクロ表示である

白黒画面なので、表示できる情報にも限りがあります。Apple Watchのようにナビを利用したり、LINEのスタンプ返信したりする事もできません(後述しますがLINEの返信は音声入力を利用します)。

 

バックライトは搭載せず

これは少し残念なところ。アナログ時計でも、針に蓄光塗料が塗布されていれば暗い場所てもおおよその時間は確認できますね。

本製品はライトの類は一切ないので暗闇では全く役に立ちません。まあ、ボイスコントロール機能を使って時刻を問う事もできますが、それだったらポケットからスマホを取り出した方が良いでしょう。

 

心拍数の記録はできない

活動量計としての使用を想定している方には本製品は向かないかもしれません。運動量を計測するためのセンサーは加速度センサーのみです。心拍センサーは搭載していないので運動強度も測れません。

実は気圧センサーを搭載しているのですが開発側が気圧センサーのサポートを、実装する事なく中止してしまったのです。 

外れやすい

留め具がピンを穴に差し込むだけなので、服を脱ぐときなどに巻き込まれて外れてしまう事があります。

普段の運動やデスクワークなどで外れてしまうことはないので、その辺は安心してください。

 

実際に使っている機能

腕時計として

ガジェット好きであれば右腕にスマートウォッチ、左腕にもスマートウォッチ、というスタイルも苦ではないでしょう。

筆者はそこまでガジェットヲタクではないので両腕にガジェットを付ける事はしたくないです(笑)。

腕時計として最低限、時刻確認は出来たほうがいいですよね。

ウォッチフェイスも下記から選べます。

通知機能

結局のところ、これがストレスなく行えればウェアラブルデバイスとしては及第点が挙げられるのではないでしょうか。

メール

これが一番多いですね。Gmailの純正アプリを使用していますが、本文をスクロールしてバッチリ確認できます。

LINE

これも全文表示が可能です。さらにテキストを音声入力して送信することもできるんです。Googleの音声入力ほど認識率は良くないですが、一言喋って返信する分には十分です。

通知時の振動パターンもアプリ特有のものが腕にも伝わるため、なんの通知が来たのかは画面を見ずに推測することもできますよ。

Google

Googleアプリの通知も同期できます。例えば、カレンダーに予定の日時と場所を登録しておけば、出発時刻に振動で知らせてくれます。あるいは予め自宅の住所を登録している場合、終電間近になると同様に通知してくれます。

 

睡眠計

本体に加速度センサーを搭載しているため、睡眠時間を取得することができます。特にボタン操作することなく、就寝すれば勝手に記録してくれる点は便利です。

ただ、使用するのは加速度センサーのみなので精密性には欠けると思います。

JawboneのUP3のように心拍数を計測できるデバイスの場合は、眠りの深さをかなり厳密に記録することができます。私はUP3を使用した事もあるのですが、比較すると確かに2つデバイスの間にギャップがありますし、UP3の方が体感的に正しいかなと思います。

目覚まし

目覚まし時計としても使えます。振動と同時にアラーム音を鳴らす事もできます。

設定した時刻ピッタリに睡眠の深さによって最長で前後30分の時間帯にアラームを作動させる事もできるので、心地よい目覚めを期待する事が可能です。

 

活動量計

万歩計の事ですね。歩数はSmartband Talk単体でも記録できるので、スマホを持ち歩いていないときでも本製品を身に付けていれば歩数を測れます。

タイマー

Smartband Talkはアプリを追加することで、遠隔でシャッターを切ったりEvernoteに音声データを残したりすることもできるのですが、あまり使いません。

その中でも残ったのはタイマー機能。15分だけ仮眠を取りたいときなどに重宝しています。

 

まとめ

白黒画面のため、できる事は限られるデバイスです。しかしながら、メールの全文表示やLINEの返信、そして内蔵スピーカーを利用した通話が可能であるなど、必要十分な機能が盛り込まれています。

それでいて電池がそこそこ持つため、個人的にはかなり理想に近い製品です。1年半以上使用していますが今ではなくてはならない存在です。

しかし、ビジネスシーンには向かないデザインなのでその点が気になる方は同じSONYから発売されている「Wena Wrist」などの時計部分はアナログ表示のものを考えてみても良いかもしれません。

デザインが気にならない方で、比較的安価に手に入るスマートウォッチを探している方にはかなりオススメの一品です。