【レビュー】新型iPad Pro 10.5インチ(Wi-Fi + Cellular)はタブレットの最高峰!
この度タブレットを新調いたしました。
これまで使っていたのが初代iPad mini (2012年モデル)ということもあり、5年の進化に恐れ入っております。
開封の儀
と、いいつつもサクッと済ませます。
やはりベゼルがかなり細いですね。
上側面と右側面からの写真です。カメラが出っ張っているのに合わせて、筐体全体がたわんだような感じになっています。
下から。
背面。購入したのはセルラーモデルなので、上部に樹脂部分が確認できます。
無印iPad2017年モデルとの違い
iPadを買い換えるにあたり、当然安い方(iPad 2017年モデル)も検討しました。できるだけ安く、というのは誰もが考える事ですからね。しかしながら両方の実機を触れた結果、iPad Proを選びました。で、実際に数日間使ってみてわかったiPad Proを選択するメリットを挙げてみました。
リフレッシュレートの向上
まずは細かいところですが、リフレッシュレートが120Hzに向上しています。要は、これまでのモデルの倍の速さで画面表示を切り替えるため、滑らかに表示できるというわけです。
正直今までのリフレッシュレートでも十分な性能だとは思うのですが、2台を比べてみると違いは分かります。
ブラウザなどでページをスクロールした時の気持ち良さは明らかに向上しているので、無印iPadの性能が悪いかのような印象すら抱くほど。
スピーカーの迫力には驚く。
これはあまり期待していなかっただけに嬉しかったですね。iPad Proでは四隅にスピーカーが搭載されているため、縦横どちらで持っても適切なステレオ配置で鳴ってくれます。
で、音質なのですが一番に感じたのは「低音がある!」って事です。 この「低音がある!」っていうのは結構大事。
スマホやタブレットに付属するスピーカーに音質を求めた事はないので「鳴れば良いかな」程度の期待値だったのですが、さすがiPad Proでした。
もちろん量感がはっきりと感じられるほどではないのですが、低音域の音も聞こえてきます。この薄い筐体からよくこんな音が出るなあと感動モノでした。
現在一人暮らしの私は、TVもラジオもCDプレーヤーもない部屋で暮らしているので、当然スピーカーもありません。
iPad Proのスピーカーだけで満足できるかというとそんなことはないのですが、それなりに量感・質感のある音が聞けるのは嬉しい。
ペンシルの滑らかさに感動!
iPad ProといえばApple Pencilですよね。これを使わないのであれば普通のiPadでいいわけですから、もちろん同時購入しました。
TwitterでiPad Proとサーチするだけで、絵師さんの素晴らしい作品を見つけることができるわけですが、私は絵は書きません。
しかし、私はゼロ秒思考というのをやっているので1日10枚くらい紙を消費してます。で、これの保管が面倒でした。一応ドキュメントスキャナーを入手したので、書いたもの自体は電子化することはできます。しかし、紙自体は結局裏紙として使用した後は処分するしかなくて、もったいないなあと思っていました。
そんなわけで、iPad Pro + Apple Pencilの組み合わせで無駄な紙の消費も減らせるかなあと思ったわけです。
で、この目論見はどうだったかというと、一応紙の代わりになりそうです。ただし、少しだけ工夫が。
そのままの状態だと液晶パネルのガラスに書き込む事になるので、書き味は少しツルツルしてしまいます。ペンの追従性は全く問題ないのですが、Apple Storeで試した時に書き味だけは少々気になっていました。
しかし、最後に紹介するような、ペーパーライクな質感の保護フィルムを貼る事によりサラサラと書く事ができるようになるので、紙に近い書き心地が実現できます。
ただしこのフィルム、素の状態よりも若干ではありますが写り込みが気になるようになってしまいます。なので、書き味をそこまで重要視しない方は他のフィルムを貼った方がいいと思いますよ。
電子書籍リーダーとしても優秀
特に漫画や雑誌を読む方にとっては良いサイズ感だと思いますよ。
電子書籍リーダー候補としては、やはり専用機としてKindle Paperwhiteを外すことはできないです。実際に私も2012年モデルではありますが、電子ペーパーを採用した端末を所有しています。
こちらは活字の本を読むには最高の選択肢だと思うのですが、漫画を読むにはイマイチ迫力に欠けます。
というのも、やはり6インチという画面サイズが影響してますね。このサイズだと片面表示が基本。見開きで見せるページを存分に楽しむ事はできません。また、文字の細かい漫画についても少々読みづらいです。
しかし、10.5 インチのiPadであれば、見開き表示にしても片面のサイズはKindle Paperwhiteよりも大きいです。かなり単行本に近いサイズで楽しめるんじゃないでしょうかね。
なお、iPad miniの全画面表示よりは小さくなってしまうのですが、決して読めない大きさではないですよ。
DTM用途にも耐えるマシンスペック
私がiPadを買い替えた理由の一つに、DTMアプリの利用もありました。私がこれまで使ってきた初代iPad miniではマシンスペックが足りないため、満足に使えなかったんですよね。
具体的にはKorg Gadgetというアプリでトラック数の多いデモ曲だと開くことすらできないという始末。
iPad Proでは何のストレスもなく使用できるはず。まあ、現行のモデルであれば普通に使えるとは思うんですけど。一応、iPad Pro 9.7インチとの違いの一つに、RAMが2GBから4GBに倍増したというのがあります。なのでトラック数を増やしてもバッチリ動くことでしょう。
まとめ 高いだけの価値は確実にある!
初代iPad miniからの買い替えという事で、画面の綺麗さだったり、アプリの起動スピード程度でイチイチ感動しています。
私にとってはかなり高額なタブレットなので、ケースを付けたりフィルム貼ったりと、素の状態よりも大きく重くなってしまったのですが(iPad miniはスマートカバーのみ付けていた)、全体的な満足感は高いです。
これは、少なくともiPad Air 2より以前のモデルを使っている方は買い替えた方が良いんじゃないかなあと思います。
で、買い替えの際は無印iPadと悩む事になると思うのですが、予算を最優先される方は絶対にiPad Pro 10.5インチモデルは触ってはダメです(笑)
それくらいスペックも仕上げも段違いです。
ただ一つアドバイスをするならば、
「タブレットを買う時は、その時の最新モデルを買え!」
って事ですかね。
というのも、タブレットってそんな頻繁に買うモノではないと思うんですよ。スマホであれば、キャリアの2年縛りが切れたタイミングで機種変更する人も多いですけど。
タブレットの場合は、ガジェット好きでない限りは壊れるまで使うつもりで買う方がほとんどだと思います。
で「使い続けて4年目、5年目にも快適に使えるかどうか」を考えた時、安いモデルを買ってしまうと満足できない場合がほとんどでしょう。現に私の場合はOSのアップデートすらサポートされてませんからね。
というわけで、もちろん予算の兼ね合いもあるとは思うんですけど、長く使うのであればiPad Proを一考してみてはいかがでしょうか、というかメチャクチャオススメです!