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【レビュー】Shanling M1はハイレゾ入門機としてオススメ

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ここのところ、音楽の再生環境はほぼスマホでした。

しかし、昔は少しだけ音質にこだわっていた時期もあっただけに、スマホの音質に不満を持っていました。

とはいえ、今更そんなにお金もかけたくなかったので、安いプレーヤーを購入。

購入したのはShanlingというメーカーのM1というプレーヤー。 eイヤホンの週末特価で11,000円でした。

しばらく使っていますが、やっぱ専用機は良いなあと思います。

 

 

スマホの音質に不満があった

昔このブログでも紹介していたハイレゾ対応のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)の入門機、Walkman A16は半年以上前に紛失してしまいました。ものすごくショックだったんですけど、ちょうどこの頃は「再生環境よりも現場」だったので新たにプレーヤーを買わずにいました。

しかし、社会人になってからは行ける現場も減ってきたので、どちらかというと在宅寄りに。

そこで困ったのがスマホの音質の悪さ。特にHuaweiのP10 Liteにしてからは正直聞けたもんじゃない。

そんな中、callmeの新譜がアレンジに相当なこだわりを感じたので、ちゃんと拾ってあげないとなあ、とDAPの購入に踏み切りました。 ウォークマンを購入した頃は、「2万円台でハイレゾ聴けるの!?スゲー!」って感じだったのに、今だと1万円半ばで買えてしまう世の中

 

スペック

スペックは以下の通り。

サイズ (mm) 60x50x12.8
重量(g) 60
D/Aチップ AK4452
アンプ MAX97220
DSD DSD64、DSD128
DAC 192Hz、24bit
対応フォーマット APE、FLAC、ALAC、WMA、AAC、OGG、MP3、WAV、AIFF、DSF、DIFF
出力 35mW
出力端子 ステレオミニ
内蔵メモリー なし
microSD 256GBまで
バッテリー持続時間 9-10時間
充電時間 3-4時間
Blutooth Ver. 4.0 (apt-X対応)

 

チップの事は良くわからないのですが、AK4452というと、5~6万円のONKYOのネットワークオーディオプレーヤーにも搭載されているもの。 さすがにこの価格ではDSDのネイティブ再生には非対応(PCM変換)です。

1万円前半という価格ながら、ハイレゾ対応しているというだけでも十分なのですが、こいつはUSB DACとしても使えます。

つまり、PCやスマホと接続して音楽再生を楽しむことができるのです。

さらにさらにBluetoothも搭載しているのですが、こちらはなんと、受信側としても使えます。 要するに

  • デジタルオーディオプレーヤー
  • USB DAC
  • Bluetoothレシーバー

という1台3役を担うプレーヤーです。使うかどうかは別として!

 

開封の儀


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結構豪華な箱に入っています。

 
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付属品は液晶保護フィルム、USB type Cケーブル、そしてmicroSDカードリーダー。


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前面と背面。前面の画面占有率が高いのですが、タッチパネルではありません。側面のボタンとジョグダイヤルを使って操作します。


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出力端子はステレオミニのみ。microSDカードは256GBまで対応。


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iPad nanoとの比較です。小さいですが、厚みがあります。

 

音質について

今まで使っていたハイレゾ対応Walkmanはすでに手元にないので記憶を手繰り寄せながらの比較になりますが、ほぼ互角かなあと思います。

スマホとの比較でいえば、圧倒的です。専用機なので比較するまでもないです。

10万円超のプレーヤーを愛用している方からしたらダメなんでしょうけど、音の分離とか解像度が全然違います。

各音色が定位がしっかりした状態で鳴ってくれるので、「あー、こんな音も入っていたのか」という気づきがあります。

また、ハイレゾ音源ではなくmp3ファイルの再生でも音質の違いはあります。

スマホで聴くとシンバルの音ってボーカルとかピアノの音色を潰してしまいがちなんですけど、M1で聴くとしっかりとディテールが伝わってきます。

一枚皮が剥がれたような印象です。

 

HiBy Linkが面白い

この機能、結構良いですよ。

スマホと本機をBluetooth接続するのですが、何をするのかというと、スマホでM1を操作できます。

正直なところ操作性はそんなに良くないので、本体はポケットの中に入れっぱなしにして、スマホで遠隔操作するという使い方ができます。

 

接続は簡単。M1とスマホアプリ「海貝音楽」のHiBy LinkをオンにしてBluetooth接続します。

 

すると、M1をアプリでコントロールできます。再生・停止、曲送りや音量調節などが行えます。ファイルの情報を確認することもできます。

 

スマホでなんでもできるからこその専用機

聞ければなんでも良いやっていう方にとってDAPは必要ないものかもしれません。端的に邪魔ですし。

けれど、せっかくミュージシャン側が細かいところにもこだわって音源を制作しているのであれば、それをできるだけ忠実に再現できた方が良いのかな、と思います。

別に、プロのスタジオのモニター環境をつくれっていうことでは、もちろんなくて。

あとは、スマホで聴いていると、結局ニュースみたりTwitterやったりで音楽に集中できていない事の方が多いですよね。

そういった意味でも、専用機というのは良いですよ。

あ、そうそう。費用対効果でいうと、プレーヤー買うよりイヤホンを良いものにした方が良いです。最低5000円、できれば1万ちょっとのものが良いです。2万からは好みかなあと思います。 

ついでに試聴してみた中ではE2000とかおすすめ。