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【レビュー】 SoundPEATS Q12は3000円クラスBluetoothイヤホンの大本命

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低価格帯のBluetoothイヤホンでお馴染みのSoundPEATSから新製品が登場したので購入してみました。今年発表されたiPhone 7はイヤホンジャックが廃止されたので、Bluetoothイヤホンの需要は高まると思われます。とはいえ、そこまで予算はかけられないという方におすすめです。
 

以前、Ankerから初回限定で2000円を切って販売されたものを値段に釣られて購入してみたものの、やはり全体的に音が篭もるのに耐えられなくて、色々と物色してみました。

 

highconsciousness.hatenablog.com

 

 
結果、普段から有線イヤホンとして「Shure SE215」や「RHA S500」程度のものを使っている人間にとって、Bluetoothでもそれなりに満足できる音質というと、最低でも15,000円くらいは出さねばならないという結論に達しました。なので、音質はある程度妥協して、通勤通学時にコードの煩わしさから開放される事を再優先に考えることにしました。
 
最低限この辺りが欲しい 
 
そして先日、偶然にも友人からbluetoothイヤホンのオススメを尋ねられ、「3000円程度のヤツならどれも同じだよ。まあ、強いて言えば新しいものの中から選んでおけば。」と、Q12を挙げたのです。その友人が実際に購入したのを試聴させてもらったところ、思っていたよりもずっと良い音を鳴らしていたので、自分でも購入した次第です。
 

基本スペック

スペックは以下の通り。バッテリーがハウジングに内蔵された、いわゆるボックスレススタイル。また、コーデックもSBCに加えてapt-Xにも対応。「最近では安価な製品でもapt-Xという、低遅延の伝送方式に対応しているものも多く存在します。ただし、この恩恵を受けるには再生機側も対応している必要があります。つまり、Walkmanや一部のAndroid端末。つまり、iPhoneには対応していないので要注意。iPhoneの場合はSBCでの接続となると思います。そして、バッテリー持続時間も公称6時間なので、通学の往復くらいは大丈夫です。
 
Bluetoothバージョン 4.1
コーデック SBC、apt-X
連続使用時間 6時間
連続待機時間 180時間
充電時間 1〜2時間
ノイズキャンセリング CVC6.0
重量 15 g
防滴
 

開封の儀

コンパクトな箱に入っており、そこそこしっかりとしたケース付き。

 

操作方法

ボタン操作は大まかに以下の通り。ボタンは3つしかないので、手探りで難なく操作できます。「Power On」「Pairing」「Power Off」という音声ガイドもあるので分かりやすいです。充電はMicro USBケーブルで行います。ランプが青く点灯したら充電完了です。
 
電源オン 電源ボタン3秒長押し
ペアリング 電源ボタン8秒長押し
再生/一時停止 電源ボタンを押す
音量調節 音量+/-ボタン
スキップ 音量ボタンの長押し
電源オフ 電源ボタン4秒長押し
 

音質

これが思っていたよりも良い!低価格の「Bluetoothイヤホンにしては」というのが大前提ですが、それにしても良い!
 
私が持っている安価な有線イヤホン(オーディオテクニカのCKR3、実売2000円程度)に対して、かなり大健闘しているのではないでしょうか。
 
音質の傾向としては中高音域がやや強調されているように感じました。ボーカルものに良いかも。ハイハットのシャリつきが気になる人と感じる人もいるとは思います。重低音は多くもなく少なくもなく。ブーミーな低音というよりは、締まりのある音質。EDMとか聴く人は物足りないでしょうね。
 
ゆるーいかまぼこタイプかなあ、なんて思うのですが、ドンシャリというレビューも見かけます。どうでしょう。
 
ノリの良い鳴りではないですが、全体的にきれいに鳴ってくれます。下手に1万円くらいのBluetoothイヤホンを買うよりは良い!
 

その他(フィット感、バッテリー持続時間について)

有線イヤホンと比べれば当然サイズは大きいですが、一回り大きい程度なので耳への収まりも良いです。特殊な形状をしているわけでもないので多くの方が使用できると思います。
 
また、バッテリーの持ちについては6時間とありますが、これは使用条件によって変わると思います。私の場合、Xperia Z3とのapt-X接続で3〜4時間は問題なく再生できました
 

まとめ

3000円クラスのBluetoothイヤホンの大本命です。このクラスの製品はAmazonで探すと大量に見つかります。私もAnkerのものや本製品と同じくSoundPEATS社の「Q9A」などを試したことがありますが、その中ではこれがオススメ。逆に、これでダメなら予算を5倍積んで出直して来いってこと。音質にはあまり妥協したくないけれど、予算は抑えたいという方はぜひお試しあれ。